2025年9月1日月曜日

9月のパネル





 【敬老の日】【コスモス畑と赤とんぼ】【かかしの風景】


【敬老の日】

9月15日は敬老の日です。敬老の日は、兵庫県多可郡で昭和22年9月15日に村主催の「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨で「敬老会」を開催したのが始まりとされています。

お花紙と折り紙でお花をたくさん作り、そして赤いお花紙を丸めて文字を貼っていただきました。金と銀のハトも貼り絵で綺麗に仕上がりました。


【コスモス畑と赤とんぼ】

コスモスの語源は、ギリシャ語で「調和・秩序」という意味で花びらが整然と並ぶ様子、宇宙の調和のとれた姿を連想させます。色々な色の折り紙でコスモス型に切り、中心はお花紙を丸めて貼っています。トンボは、日本で一番美しいと言われる「ミヤマアカネ」 仁川や逆瀬川周辺に住んでいて、県内でも有数の生息地となっています。宝塚市の小学校と「兵庫県立人と自然の博物館」が共同で生息調査を行っているそうです。

赤とオレンジの画用紙でトンボの羽と胴体を型に合わせて切り取り貼り合わせました。目は白いシールを貼り目玉を描いて完成です。色々な表情のトンボが出来上がりました。

綿で雲を作り夕焼け空にカラスも飛んでいます。


【かかしの風景】

かかしは利用者様に顔を描いて頂き、着物は色紙の貼り絵、笠は色紙の貼り絵とこよりで柄を作りました。とてもキュートなかかしが出来上がりました。そして秋桜と青空にトンボを貼りました。


どのパネルも利用者様が相談しながら配置を決めました。


まだまだ暑い8月の作業でしたが、少し秋の気配を感じて頂けたのではないでしょうか?

早く涼しくなりますように!みんなの願いです。


2025年8月1日金曜日

8月のパネル






 8月のパネルは「ひまわり」と「くじら」です。


「ひまわり」は絵画を意識し、花芯はチラシを3枚に型取り、カット、そしてつなぎ、折っています。花びらは3種類の黄色の色画用紙を使い、茎は包装紙をカラーコピーし折ってもらいました。花瓶はペットボトルを使用しています。利用者様に貼ってもらった背景の紙を貼り付け完成しています。

個性的なひまわりがたくさん出来上がり、一つの作品に仕上がりました。


もう一つの作品「くじら」は

地球とその表面に水を大量に蓄えた天体である地球に住む海洋生物のくじらを共に表現しました。

くじらの背はブルーのお花紙・お腹は白のお花紙を丸めて貼ってもらっています。お腹にある筋(畝・うねというそうです)は黒のお花紙でこよりを作り貼っています。いつまでも綺麗な水を蓄え、たくさんの動植物が繁殖できる地球でありますように…願っています。

2025年6月30日月曜日

7月のパネル





 日本の夏の風物詩として広く親しまれている「七夕」

天の川に隔てられた織姫と彦星が7月7日の夜、年に一度だけ出会うという中国の伝説にちなんだ行事です。


玄関側の大きな天の川は、色んな色の折り紙を星形に型取って切り、貼っていただきました。皆さん「ここがいいかな?」「ここはどう?」とコミュニケーションを取りながら貼られていたのが印象的でした。


室内側には、すだれを基にご利用者様お一人ずつ「七夕飾り」を作って頂きました。短冊には一言願い事を書いて頂きました。皆様の願いが届きますように・・・


「七夕」と「たなばた」の文字はお花紙を小さく丸めて貼り、ハサミで切り取っていただきましたが、細かい作業にもかかわらずとても丁寧に綺麗に出来上がりました。


七夕の夜、皆さんは何をお願いしますか?

2025年5月30日金曜日

6月のパネル





 『晴れの日の紫陽花』

今月は貼った後でもきれいにはがせ、何度でもやり直しが出来るマスキングテープを使ってアートに挑戦して頂きました。色や柄を選んで指でちぎって貼り、自分好みの紫陽花が華やかに完成しました。

『梅雨の日のてるてる坊主』

「明日天気にしておくれ~♪」の願いを込めてMYてるてる坊主を作成しました。

自分の好きな色のテープと白いお花紙を使い「わあ!可愛いい」と歓声が上がり「家の軒下につるしたけど、朝になれば雨で首は垂れボトボトになっていたわねえ」などの子供の頃の話にも花を咲きながら完成しました。

青色のテープにはカラフルな傘が揺れています。

梅雨のうっとおしさを吹き飛ばしてウキウキした気持ちで毎日を過ごしたいと思います。


2025年4月25日金曜日

5月のパネル





 5月と言えば新緑や端午の節句、母の日をイメージしますね。

今月は鯉のぼり・柏餅・粽・菖蒲・カーネーションを作りました。


「端午の節句」

節句の行事は平安時代からと、もともと武家には端午の節句に向けて玄関にのぼりや旗指物を飾る風習がありました。

端午の節句には厄払いに菖蒲を用いることから別名「菖蒲の節句」と呼ばれ、武家では「菖蒲」と「尚武」と結び付けて男児の立身出生、武運長久を祈る年中行事となったそうです。


【鯉のぼり】

画用紙・折り紙・モールを使用し、鯉のぼりを作りました。うろこは折り紙を重ねてふっくらとしたイメージに作りました。


【柏餅・粽】

ティッシュペーパーを丸め、白いおはながみで包み、お餅のように作っています。葉っぱは画用紙を使用しています。


【菖蒲】

お花紙を重ね、茎の部分は画用紙を使用しています。


「母の日」

母の日にカーネーションを送るようになったのは、明治末期から大正にかけてです。

元はアメリカで生まれた「母の日」がどのように日本に広まったのでしょうか?当時、青山学院教授のアレクサンダー女史がアメリカの「母の日」を紹介し、キリスト教関係者によって広められるようになったそうです。

*母に贈りたいカーネーションの色と花言葉

『赤』…母の愛 『ピンク』…感謝 『オレンジ』…純粋な愛 『紫』…誇り

近年はカーネーションの色も増え、赤にこだわらなくてもいい風潮が広がりました。

【カーネーション】

おはな紙を何枚か重ね、蛇腹折りです。先はハサミで少しカットしています。重ねたお花紙を一枚ずつ丁寧にめくっていきます。

今月の作品は「こどもの日」や「母の日」など思い出深いイベントにちなんだ作品作りでした。作業中は自然と会話が弾んでいます。手作りの温もりが感じられる作品に仕上がりました。

2025年3月31日月曜日

4月のパネル





 4月は本格的な春が到来し、多くの花が開花し始める時期です。別名は「卯月(うづき)」「種月(うづき)」「植月(うえつき)」「木葉採月(このはとりつき)」などがあります。

そして今年も桜の季節が巡って来ました。桜は、俳句等では一般的に春を表現する季語に用いられます。

4月のパネルは「新学期」「夜桜」「お花見」です。

「新学期」はお花紙を丸めて作った桜並木、そして同じくお花紙を丸めて作った菜の花畑の間をランドセルを背負った小学生が楽しそうに『有隣小学校』に登校しています。『有隣小学校』の文字は利用者様に書いて頂きました。空・校舎・通学路は包装紙をちぎって貼り絵にしました。

「夜桜」は、折り紙で桜の花を立体的に作り枝に咲かせました。満月も出ています。それぞれお一人ずつ作って展示後お持ち帰り頂きます。

「お花見」は、お花紙で丸いフワフワの大きな桜をたくさん作り小さな花びらを貼っています。お弁当を広げてお花見です。巻きずしはペットボトルのキャップに色紙を貼っています。美味しそうなお弁当が出来上がりました。


寒かった冬がようやく終わり、気持ちの良い季節になって来ました。美味しいお弁当を持ってお出かけしたいですね!

2025年2月28日金曜日

3月のパネル「ひな祭りと桃の花」




 3月3日のひな祭りは、桃の花が咲く季節にあたるため「桃の節句」とも呼ばれています。


今回のパネルは紙皿の中を切り取り、周りの部分は小さく切った折り紙を貼っていただきました。折り紙で着物を折り、切り取った中の部分も無駄にすることなくお顔に使用しました。「どんなお顔が良いかなぁ」「どうしよう~」と悩まれていましたが、それぞれにとても可愛いお雛様とお内裏様のリースが完成しました。


「桃の花」は折り紙を一度クシャクシャにしてから小さい丸をたくさん切ってもらい6枚重ねて糊付けし、桃の花の形に整えてもらう作業を根気よくして下さったお陰でウグイスが何羽も止まってくれました。


桃の花は美しいだけでなく、桃の木の下に住む妖怪が桃の花が咲くと姿を消す事から悪を退ける力があるとされ、また健康で幸せに育つようにという思いが込められているそうです。


「左近の桜・右近の橘」と称され、不老長寿とされる桜と橘もお花紙を丸めて作ってもらい、ひし餅とひなあられと共に皆様の想いがこもった とても素敵なひな壇に仕上がったと思います。


「これからも元気に幸せになれますように」と願いを込めて。